CAPE SPECIAL INTERVIEW 12 痛みなく座れることから始まるケア 福祉用具の中でも特に多く利用される「車いす」。 ご利用者の体力低下や認知機能だけが姿勢崩れの原因ではなく、お尻の痛みから姿勢崩れになることも。理学療法士でありながら介護支援専門員の経験も持つ神野先生にご寄稿いただきました。 神野 俊介 先生 医療法人社団KaNaDe やまと@ホームクリニック/かんたき かなで 理学療法士・介護支援専門員 11 安全性と現実的な介護力を調和させたワンランク上の褥瘡対策 褥瘡予防と治療の秘訣は「高機能エアマットの導入・ときどきの体圧測定・ちょっとした除圧の工夫」という恩田先生に、除圧の要点や体圧上昇の盲点など褥瘡対策のポイントをお話いただきました。 JA静岡厚生連 リハビリテーション中伊豆温泉病院 診療副部長 恩田啓二先生 10 訪問看護ステーションにおける災害対策、その取り組みと課題 地震や台風など、いつ起こるかわからない自然災害に、どのような対策をとるべきなのか。静岡県で訪問看護に携わる後藤さんと原さんに、実際の取り組みと課題についてお話をうかがいました。 JA静岡厚生連 リハビリテーション中伊豆温泉病院 居宅介護支援事業所 所長 原 奈美子さん(写真左) JA静岡厚生連 訪問看護ステーションなかいず 訪問看護師 後藤 惠子さん(写真右) 9 適切なポジショニングで、動きを支援する環境へ ドイツ留学中に理学療法士となり、ヨーロッパで豊富な臨床経験を積んだ伊藤さんに、目的に適したポジショニングとは、またその実践方法について教えていただきました。 理学療法士 伊藤 亮子さん 8 理学療法士の視点からの褥瘡予防ケアと連携 理学療法士として在宅の訪問リハビリに従事しながら、訪問スタッフや介護者と連携して褥瘡予防に取り組む近藤さんに、連携のポイントや療養者への思いなどを語っていただきました。 飯田市立高松診療所 リハビリテーション科 飯田市上郷介護老人保健施設「ゆうゆう」 訪問リハビリテーション部 ※2施設の理学療法士を兼務 理学療法士 近藤龍雄さん 7 いま、在宅の褥瘡予防のためにできること「予防ケアの徹底」と「訪問スタッフの連携」 在宅における快適な療養生活を実現するためにも重要なテーマである在宅における褥瘡予防ケアについて、在宅分野では数少ない皮膚・排泄ケア認定看護師の森本さんに日々の活動についてお聞きしました。 済生会三田訪問看護ステーション 皮膚・排泄ケア認定看護師(旧WOC看護認定看護師) 森本みづか さん 6 介護現場において療養者の活動性とQOLを高めるシーティングの課題と工夫 療養者のよりよい生活を支えるために注目が高まるシーティングについて、理学療法士として数々の実践経験を持つ北出先生に、シーティングのあり方から実践までを、特別寄稿という形で解説いただきました。 医療法人誠佑記念病院 リハビリ室 室長 理学療法士/福祉用具プランナー 北出貴則先生 5 がん患者さんへの体圧分散式マットレスの選択と地域連携 湘南東部医療圏地域医療の中核を担う藤沢市民病院にてWOC看護認定看護師として活躍する内藤さんに、がんの症状に対応した体圧分散式マットレスの活用法や在宅看護への取り組みと注意点を語っていただきました。 藤沢市民病院 地域医療部 地域医療連携室 WOC相談室担当 WOC看護認定看護師 内藤亜由美さん 4 がん末期患者さんのケアと在宅療養に向けた退院時の支援 ET/WOC看護認定看護師とがん患者専門看護師の2つの資格を持つ松原さんに、数多くのがん患者さんの看護を行ってきた経験から、がん末期における褥瘡対策とその実践、そして現場で感じたことをお聞きしました。 北里大学東病院 看護部 ETナース WOC看護認定看護師、がん看護専門看護師 松原康美さん 3 身体を保持するだけでなく、動きを支持するポジショニングとは ドイツ留学の経験を持ち、理学療法士として活躍する伊藤さんに、圧分散や姿勢保持に加えて、動きをサポートするという発想をプラスした、新しいポジショニングの考え方についてお話を伺いました。 理学療法士 伊藤 亮子さん 2 患者さんはもちろん、介護する人の心とからだ、そして家計にも優しい褥瘡ケアとは 訪問看護ステーションの代表として、在宅での褥瘡ケアの最前線にたつ矢口さんに、スキンケアの実践方法、注意点など、現場で役立つ知識を教えていただきました。 有限会社スマイルネット まちの看護ステーション代表 看護師 ケアマネジャー 矢口美恵子さん 1 褥瘡をつくらないために皮膚科医が語る高齢者の皮膚と褥瘡予防 皮膚科の医師である村木先生に、高齢者が抱える皮膚の問題点と、皮膚科医の視点から見た在宅での褥瘡ケアについて語っていただきました。 医療法人キリスト会 わたひきクリニック 副院長 皮膚科医 村木良一先生