床ずれの基礎知識

床ずれはどうしてできるの?

床ずれは骨の突出した部分などに圧力、ずれ、摩擦などの外力が加わって発生します。


 ※写真提供:中條俊夫先生(医療法人財団青葉会 青葉病院 院長)

床ずれは、骨の出ているところ(骨突出部位)におこりやすくなります。仙骨部には体重の約44%という大きな圧力がかかります。

■寝姿勢の問題点(寝姿勢での部位別 体重比較)

■床ずれ発生の部位⇒皮膚を観察するときは、まずこの骨突出部位を見ましょう
仰臥位
側臥位
腹臥位

*図以外でも、圧迫が加わっているところに、床ずれができる可能性があります。

皮膚組織の組織耐久性の低下も二次的な要因です。

POINT
圧力と応力

圧力が皮膚にかかると、そのエネルギーは体内で圧縮応力、せん断応力、引っ張り応力などの応力に分散されることが研究で分かり、注目されています。これらの応力が様々な方向に働いて組織損傷を起こします。

さまざまな外力(物理的外力)  
圧力が加わるとずれや摩擦などの力が発生しやすくなります。  
応力(組織内に発生する力)  

応力とは、圧力・ずれ・摩擦などの物理的外力に対して、皮膚組織内に発生する力のことです。

ゲルによる
皮膚組織の
模式図

 
ポケットについて
ポケット

持続する圧力やずれの力により発生する深部の組織損傷が大きいと、創腔は皮膚の創口より大きくなり、ポケットを形成し、治りにくくなります。また、創部に新たな外力が加わると、ポケットがさらに拡大する危険性があります。日常ケアでは、ベッドの背上げ時や仰臥位に戻す時、車いす長時間座位による姿勢の崩れ、体位変換や移動時などにずれが生じやすく注意が必要です。

ずれを回避する工夫
身体がずれにくい体圧分散寝具の使用
背上げ方法、背抜きなどのケア方法
ポジショニングピローによる姿勢保持のサポート

1 8 7 6 5 4 3 前へ 次へ 床ずれの基礎知識
サイトマップ プライバシーポリシー お知らせ一覧 リンク English